研削加工とは
研削加工とは、高速回転する砥石を使い、加工物の表面を除去し切削加工より平滑な面を得る機械加工法のことです。より緻密な寸法精度や面粗度を求める際に活躍します。一言で研削加工と言ってもその種類は下記の通り多種多様です。新川製作所では、お客様の要望に合わせて下記の加工法を組合せることで製品を加工しています。
複合研削加工
右の製品は上記4種類すべての研削加工法を駆使し、製作された製品です。弊社の技術を総結集することでこちらのような複雑かつ精密な製品の製造も可能となります。難易度の高い製品でもまずはお気軽にご相談いただければと思います。
- 製品名
- カムフォロアー
- 業界
- 工作機械
- 材質
- (ニードル部以外)
- 軸
- SCM415
- ワッシャー
- S45C
- ローラー
- SUJ2
主な対応材質
SUJ2 (高炭素クロム軸受鋼) |
SUJ材はSUSやSUMと並ぶ特殊用途鋼です。 C量は約1%.Crを1%程度含んでおり、耐摩耗性に優れた鋼材です。 SUJ2は一般的な軸受をはじめ、耐摩耗性が必要な箇所で良く使われます。 |
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SCM415 (クロムモリブデン鋼) |
SCM材は機械構造用合金鋼の一つで、通称「クロモリ」「クロモリ鋼」と呼ばれています。 クロモリ鋼のうちSCM415は炭素含有量が最も低く、硬度の範囲や引張強さについても最も低い値を示す材料です。 |
SNCM (ニッケルクロムモリブデン鋼) |
SNCM材は機械構造用合金鋼の7鋼材の中では最も機械的性質に優れた材料ですが高価なニッケルが添加されておりコストも最も高くなります。 ニッケル・クロム・モリブデンの三種が入っていることから、焼入れ硬化性、靱性が大きくなります。SNCM420はSNCM材の中では、Ni.Cr.Moの添加されている量はどれも平均的な量です。 |
その他:S45C,SUS,SKSも加工も可能です。